マイナ免許証「2枚持ち」の主なメリット・デメリット

マイナ免許証「2枚持ち」の主なメリット・デメリット

2025年3月からスタートした「マイナ免許証」。使い方には、マイナンバーカードに運転免許情報を一体化する方法のほか、「2枚持ち(マイナ免許証+従来免許)」を選ぶ方法もあります。

その選択に迷っている方が多いようです。実際にSNSやブログで「紛失が心配だから2枚持ち」という声や、「やっぱり1枚のほうがスマート」という意見も見かけます。

改めて、2枚持ちのメリットとデメリットを整理してみました。

マイナ免許証とは?

マイナ免許証とは、マイナンバーカードに運転免許情報を紐づける制度のこと。
ICチップに免許証の情報が格納され、1枚のカードで本人確認と運転資格の確認ができるようになります。

利用形態は3つに分かれます。

パターン 特徴
① 従来免許証のみ これまで通りの運転免許証だけを持つ
② マイナ免許証のみ マイナンバーカードに免許情報を一体化
③ 2枚持ち(今回のテーマ) マイナンバーカードと免許証を両方持つ形

2枚持ちの主なメリット

1. 万が一の「紛失・忘れ」に強い

2枚あることで、片方を忘れてももう一方で身分証明・運転資格の提示が可能です。
車に従来の免許証を置いておき、財布にはマイナンバーカードを入れておけば、どちらかが手元にあれば大丈夫という安心感があります。

2. 利便性を担保しつつ、安全性も確保

  • マイナ免許の機能(オンライン講習やワンストップ手続きなど)を活用できる

  • 従来の免許証も手元にあるため、店舗やレンタカーなど、場面に応じた使い分けがしやすい

たとえば、免許証の提示が求められる場面では「カードを預けたくない」という人も、従来型を使えば安心です。

2枚持ちの主なデメリット

1. 手数料が高くなる

2枚発行する分、費用も割高です。

  • 通常の免許更新:約2,500円前後

  • マイナ免許証(1枚持ち):約2,100円

  • 2枚持ち:最大約2,950円(講習手数料含まず)

1回の差額は数百円ですが、長期的に見ると無視できない金額です。

2. 手続きが2重になる場合がある

たとえば、住所変更や再発行などの際に、マイナンバーカードと免許証で別々の届出が必要になる場合があります。

  • 有効期限の管理もバラバラ

  • 更新時期を忘れるリスクもあり

「持っているだけで安心」と思っていても、細かいところで手間が増える可能性は否定できません。

3. 紛失時の手続きが複雑

1枚紛失した場合でも免許不携帯にはなりませんが、再発行の流れはそれぞれ異なります。
また、「マイナンバーカードの再発行には時間がかかる」という声もあり、即日発行の従来免許証とは対応スピードに差があります。

2枚持ちが向いているのはどんな人?

向いている人 理由
車をよく使う人 万一の忘れ物対策・冗長性の確保ができる
オンライン講習を活用したい人 マイナ免許のメリットを取りつつ、免許証も保持可
手続きに慣れていて管理が苦でない人 複数カードを使い分けられる柔軟な管理力がある

まとめ

マイナ免許証2枚持ちは、便利さと万一のリスク対策を両立した選択肢です。
その反面、手間やコストの面では負担が増える側面もあります。

ポイントは、以下のバランスです。

  • より安全性・確実性を重視する → 2枚持ち

  • できるだけ手軽に済ませたい → 1枚持ち(どちらかに絞る)

それぞれのライフスタイルや運転頻度に合わせて、自分に合った形を選んでみてください。

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