教習指導員の給料事情を暴露!気になる年収の平均値や中央値など

教習指導員の給料事情を暴露!気になる年収の平均値や中央値など

自動車免許を取得したいと考えるのであれば、誰しもが一度は関わる自動車教習所。

そこで働く教習指導員(教官)ですが、実際の仕事内容や年収などは、あまり知られていません。

教習指導員を目指していくにあたって、そういった仕事の実情や、収入面を知っておく事は大切なポイントとなるでしょう。

  • 実際、教習指導員の年収相場はどのくらいなのか?
  • 他のドライバー職と比べ、どの程度年収の差があるのか?
  • 教習指導員として高収入を目指すことは可能なのか?

など、今回は教習指導員の給料事情を、実際の仕事内容などと共に、実情を紐解きながら詳しく解説していきます。

そもそも、教習指導員の仕事って?

教習指導員の主な仕事は、自動車学校や教習所で、自動車免許取得のために必要な運転技術や交通知識を指導する事です。

実際に生徒に行う指導内容は、大きく分けて「学科教習」と「技能教習」の2つに分類されます。

①学科教習

車を運転するうえで必要となる、交通ルールやマナーを受講生に指導します。

道路標識の意味や道路交通法、路上で運転する前に知っておくべき内容を教える第一段階と、「経路の設計」や「高速道路での運転」、「応急救護処置」など、より高度な運転知識について教える第二段階があり、全26時限の講義を受講生に対して行います。

②技能教習

実際に路上で車を運転出来るようになるための、実践的な技術を指導するのが技能教習です。

学科教習と同じく2段階に分かれており、運転の基礎を指導しつつ、路上での練習が出来るようになる仮運転免許取得を目指して指導する第一段階と、実際に一般道に出て運転をしてもらいながら、より実践的な車の運転を指導していく第二段階があります。

指導する教習時限数は普通自動車AT免許で31時限、MT免許で34時限となります。

この時限数を見るだけでも、自動車学校で教習指導員と接する時間は非常に長いことが分かります。

教習指導員になる為に資格は必要?

自動車教習所の教習指導員として働くためには、「指定自動車教習所指導員」という国家資格を取得する必要があります。

細かく言うと、公認の自動車教習所を運営するには学科教習や技能教習を行う「教習指導員」と、技能検定を実施する「技能検定員」という2つの資格のどちらも所持している社員がいることが義務付けられており、どの社員も最初は普通車の教習指導員資格を取得することになります。

また会社から勤務態度等を評価されれば、上位資格である「技能検定員」も取得できるようになります。

ただ、この国家資格を持っていなければ自動車教習所で働けないというわけではありません。

先に自動車学校に所属し、事前教養を3~6ヶ月程度受講し、その後公安委員会が実施する新任教習指導員養成講習を3週間ほど受講する事で、初めて指定自動車教習所指導員の資格試験を受験する事が出来るのです。

また「教習指導員」は21歳以上、「技能検定員」は25歳以上でなければ試験を受験する事が出来ませんので注意が必要です。

関連記事:異業種から教習指導員に転職はしやすい?実例を元に解説します。

教習指導員の給料・年収相場はどれぐらい?

参照元:教習指導員の給料相場!年収の平均値や中央値、地域や年齢別の差も交えて徹底解説!

教習指導員の平均給料は、20~36万円程度と言われています。

年収相場としては、平均250~325万円です。

年代や地域、役職によって年収の相場は変動しますが、国税庁の「民間給与実態統計調査結果」によると日本の全体平均年収は377万円である為、平均水準よりは若干低くなりますが、あくまでこれは平均の給料・年収相場です。

教習指導員の求人情報を多く掲載している「求人ボックス」の「給料ナビ」によれば、教習指導員の平均年収値は約287万円。中央値は300~356万円となっています。

ただし、自動車教習所には繁忙期と閑散期があり、特に繁忙期は非常に混雑する為、残業代や手当てなどが発生する場合があります。

そういった教習所で働くのであれば、上記で明示されている以上の年収を期待出来るでしょう。

また、年齢とともに給与が上昇していきますので、勤続年数が長ければ長いほど、高収入が期待出来ます。

他のドライバー職との給料・年収相場を比較!

タクシーやバスの運転手といった人を乗せて運ぶ仕事(要2種免許)や、長距離トラックやトレーラー、大型トラックの運転によりものを運搬する仕事(要大型免許)など、ドライバーとしてのスキルを活用出来る仕事は数多くあります。

また専門職以外にも、車の運転免許を必須としている職種も少なくない為、「車を運転したい」という思いがあるのであれば、選択肢は多くあります。

むしろ教習指導員は生徒の運転を監督する時間が長くなるので、自分で運転する機会は少ないと言えるかもしれません。

代表的なドライバー職の平均年収としては、以下のとおりです。

  • タクシー運転手:約363万円
  • 大型トラック運転手:約404万円
  • ダンプカー運転手:約406万円
  • 配送業全般:約371万円

このデータを踏まえると、教習指導員の平均年収は他のドライバー職に比べると、やや低い印象を受けます。しかし、これもあくまで平均であって、どの地域の教習所に勤めるのか、どのような働き方をするのか、どのようなキャリアパスを歩んでいくのかによって変わってくるので、一概に平均値を見て判断すべきではなく、むしろ教習指導員でどのようにすれば高収入を得られる働き方ができるのかを考えた方が建設的です。

教習指導員で高収入を得るにはどうすればいい?

車の運転技術を学びたいと感じる多くの人にとって欠かせない職業である教習指導員ですが、平均年収額などだけを見てしまうと、中々高収入を得るのは難しいのではないかと感じられるかもしれません。しかし、そういう事はありません。給料体系は教習所によって大きく異なりますし、実際に平均年収よりも多くの収入を得ている教習指導員がいることも事実です。

教習指導員で高収入を得るには、次の5つを意識して職場選びをすることが重要です。

  • 長期で勤められる!職場環境の評判が良い自動車教習所
  • 生徒数が多く、教習料金が高い教習所
  • 合宿免許など、通いだけではなく、集客導線複数ある教習所
  • 教習所指導員のキャリアパスなどが柔軟に選べる教習所
  • 残業手当やその他手当などが充実している教習所

やはり、生徒数が充実している人気の教習所は収入が多い傾向にあります。

そのため、今回ご紹介した5つの条件を満たすような教習所は、平均以上の給料を得られる可能性が高いので、安易に求人票を見るだけではなく、実際に訪問して雰囲気を確かめたり、ネット上で口コミや評判を細かくチェックしたり、自分が働く教習所をしっかり吟味することが高収入につながります。

また、指導員資格も教習できる車種が増えれば、特別手当が出たり、収入アップにつながりますし、管理職など教習指導員ではないキャリアパスなどを描くのも収入アップをしていく手段と言えます。

このように、職場で働きながらも教習指導員として給料をあげる手段は複数あるので、そういった努力をコツコツ続けていくことが、高収入化のコツです。

教習指導員としてしっかりと給料・年収を稼いでいきたいなら、教習所(職場)選びが何より大切!

今回は、教習指導員になった際の給料・年収事情をお伝えしました。

全職業と比較した平均年収に比べると、やや低めの相場となっている指導員の仕事。

しかし、これはあくまで相場であって、実際に平均より大幅に上回る年収を稼いでいる教習指導員はたくさんいます。

まずは今回記事でご紹介したような、教習所(職場)選びをしっかり行うことが、高収入を得るために何より重要なので、妥協せず、時間をかけて職場を吟味するよう心がけてみてください。

また、教習指導員としての資格を取り、働きながらも、教習できる車種や資格を増やしたり、管理職へのキャリアアップを目指したりなど、給料アップの手段は複数存在します。

教習指導員として将来しっかりと稼いでいきたいという方や、今現在の収入を少しでもあげたいという方は、今回の記事をぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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