自動車学校で働く場合の労働時間ってどのくらい?職種別に解説します

自動車学校で働く場合の労働時間ってどのくらい?職種別に解説します

自動車学校の営業時間が朝早くから夜遅くまで長いことは、利用者にとってはメリットですが、働く側にとってはどうなのでしょうか。

自動車学校で働いている従業員の職種は様々で、労働時間にもばらつきがあります。

今回は、自動車学校で働く従業員の労働時間を職種別にご紹介します。

【1】教習指導員

教習指導員は、自動車学校で教習生に運転技術の指導を行う他、学科の授業を行ったり、試験の監督をしたりする仕事です。

教習指導員になるためには資格に合格する必要があることや、免許(普通免許・大型免許・二種免許など)によって指導する側も資格が異なることから、働きながら資格取得勉強してスキルアップを目指していく職業と言えます。

自動車学校によっては安全運転講習や、ドローン講習など特殊な講習があるため、そういったニーズにも応えていかなくてはいけません。

また、教習生とはいえお客様であることから、的確な指導を行いつつ接客スキルも必要になる仕事です。

労働時間に関しては、自動車学校の教習時間は早いと朝の8時から、夜は21時になることもあります。

教習の準備などを考慮して、就業時間は7:30~21:30までの間で早番・遅番といったシフト制を採用している自動車学校がほとんどです。

もしくは、9:00~18:00などの通常就業時間に残業が付く形となります。

自動車学校によっては定休日が無いこともあるので、基本は土日休みではなくシフト休です。

教習生が増える繁忙期には残業も多くなる傾向があります。

 

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【2】受付事務

受付事務の仕事は主に、次の4つに分けられます。

  • 入校業務:入校案内から申し込み受付など、入校申し込みから入校当日までの事務作業を行う業務
  • 乗車業務:教習車の手配や教習指導員の予定管理などを行う業務
  • 検定業務:修了検定や卒業検定の準備・対応をする業務
  • 電話応対や教習生のサポート:入校に関してや教習に関しての質問の電話がかかってくるのでその応対、また、教習生の困りごとや悩み事を解決するためサポートを行う業務

受付事務は、受付に座っていてくれると安心できる、頼もしい存在です。

教習よりも受付が早く終わる教習所が多く、基本的に教習指導員よりも業務は早く終わります。

就業時間例としては、9:00~18:00で1時間程度の残業があるなどです。

または、教習指導員と同じくシフト制を採用している自動車学校もあります。

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【3】営業

自動車学校における営業は、イベント活動や企画など、自動車学校の売り上げを上げるための営業活動を行うのが仕事です。

例えば、近隣のスーパーや企業、大学、専門学校といったところに訪問し、パンフレットの配布や補充をしたり、免許に関する相談や案内を行ったりします。

マーケティング調査を行い、販促グッズを決めてプロモーションを仕掛けるなど、免許を取得できる年齢をターゲットにした営業促進活動を行うこともあります。

営業だけに特化した職員を雇う自動車学校はまだまだ少なく、教習指導員や事務職の方が営業職を兼務しているところがほとんどです。

就業時間は自動車学校によりますが、9:00~18:00など固定で労働時間が決まっていることが多い傾向があります。

残業は月平均15~25時間と、事務職よりも多め。

営業をするために免許・自動車学校に関する知識が膨大に必要になること、外回りも必要になることから仕事量は多いと言えるでしょう。

【4】経理

伝票入力作業や請求書等の発行など、自動車学校の経理に関わる作業を行う仕事です。

小さい規模の自動車学校では事務・経理作業として求人が出ているところも多く、仕事内容も受付事務と重複します。

場合によっては電話応対をする必要もあります。

就業時間は、経理のみの場合は9:00~18:00のように固定であったり、事務と兼任する場合はシフト制であったりします。

経理の仕事は教習生や電話応対などによって作業に支障が出てくる可能性が低く、残業は少ないと言えるでしょう。

【5】総務

総務の仕事は、備品の発注や管理、施設管理、勤怠管理、電話応対など多岐に渡ります。

他部署の仕事範囲ではない仕事は、全て総務部の仕事だと考えて構いません。

自動車学校によっては受付事務や経理と兼任することもあります。

就業時間は9:00~18:00のように固定の場合もあれば、シフト制の場合もあります。

経理同様に、残業は少なめの職種です。

【6】送迎バスのドライバー

送迎も教習生が安心して教習所に通うために必要な仕事の一つです。

自動車学校における送迎バスは、定期運行するタイプと、指定した時間・場所に迎えに来てくれるタイプの2種類存在します。

指定した時間・場所に迎えに来てくれるタイプでは周辺道路に詳しくないと送迎が難しいため、地元のシニアの方が歓迎されているようです。

教習が始まる前と教習が終わる時間に送迎をしなくてはいけないため、就業時間は7:15~21:45の間で8時間シフト、などの形式になります。

雇用形態も正社員よりも契約社員・アルバイト・パートが多い傾向があります。

朝早い、または夜遅い仕事なのが特徴です。

【7】託児所の保育士

自動車学校によっては、教習中に子供を預けられる託児所が設置されている場合があります。

その託児所で預かった子どもの保育をする仕事です。

教習は1コマ50分で、1人当たり1~3人の子供を担当します。

保育士の免許は必須で、保育士として働いていた経験や子育ての経験があると尚良いでしょう。

就業時間は自動車学校の営業時間内でのシフト制、もしくは7~8時間労働に残業が加わることが多いようです。

雇用形態も契約社員やアルバイト・パートがほとんどです。

他の職種に比べると就業時間は短め、その分雇用形態が正社員ではないことが多い傾向があります。

自動車学校の働き方はシフト制が多い!自動車学校によって就業時間は大きく変わる可能性もある!

自動車学校の労働時間について、職種別に紹介してきました。

営業時間が長い自動車学校では、8時間の就業時間に残業をプラスする働き方か、シフト制の働き方を採用しているところが多い傾向があります。

そのため、職種によっては朝早く夜遅い、という働き方になります。

また、教習生が多い繁忙期には、どの職種も忙しくなる傾向があり残業も増えがちです。

一方で、閑散期には休みが取りやすく、働き方もゆったりできます。

自動車学校の働き方は、1年間を通してメリハリをつけられる働き方が特徴的と言えるでしょう。

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